「アンバンラス」も大切な個性

2022年2月22日

2022年2月アンデレ会のお便り

オミクロン株の感染が拡がっていますが、私はほぼ毎日、フルマラソン3時間切りを目指してコツコツと練習を重ねています。

※2022年2月19日に「サブ3 」を達成しました。

陸上未経者の私がランニングをするようになって、走り方で学んだことは、走るという行為は重心を崩すことの連続だということです。速く走るには、とにかく思いっきり地面を蹴って走る！　野球部出身の私はそう思ってこれまで走っていました。でも、速く走るために大切なのは、重心を前に崩すことによって、推進力をしっかりと得ることなのです。まっすぐに立った状態から、身体をまっすぐにしたまま前に倒せば（重心を崩せば）、倒れまいとして自然と足が前にでますね？（そうできない病などもありますが……）。それを連続して行うと走ることにつながるのです。

先日、講演会で「アンバンラスもその人の大切な個性だ」という言葉を聞きました。私たちは誰も均等にバランスを保って成長し、生きることはできません。何かが飛び出していたり、どこかが著し欠けていたりしています。でも、その崩れ具合が、実は、大事な個性であり、走るという行為と同じように、その人が前に人生を力強く進んでいく力にもなるのだと思うのです。

私たちの社会は同調圧力が強いですね。みんな一緒。出る杭は打たれる。小さいに子にバランス感覚を大切にと教える。でも、私たちはちょっと前に進む力を失ってしまっているのではないかなぁ。神様は1人1人をユニークな存在として造ってくださったのです。わたしに与えられているアンバランスを生きる力にできたら素敵ですね。

1月のアンデレ会のお便り