6月14日、教会学校主催のミュージックフェスが今年も開かれた。
子どもたちの演奏やパフォーマンスをはじめ、聖歌隊、パパバンド、お母さんたちのコーラスグループ、ピアノの連弾と、多彩なステージが続いた。教会の一年の中でも、これほど老若男女がそれぞれの音楽を持ち寄る日はない。
私たち夫婦も出演した。選んだ曲は、朝ドラ「ばけばけ」の主題歌であった「笑ったり転んだり」(ハンバート・ハンバート)。私のギター、妻のキーボードで、二人で歌った。
結婚して26年。国立に来て20年以上。その日々を思いながらの一曲だった。若いころは妻と一緒に歌う機会も多かったけれど、久しぶりの舞台には緊張した。ハモる部分では私の声がふらついてしまい、内心ヒヤヒヤしたが、大事故にはならずに終えられてほっとした。まあ、それも私たちの味、ということにしておこう。

そしてフィナーレ。KANの「愛は勝つ」を、会場みんなで大合唱した。
実は今年のフェスをやると決めた瞬間から、このビジョンだけははっきりしていた。最後は「愛は勝つ」をみんなで歌う。 それだけは譲れなかった。
「最後に愛は勝つ」と歌い上げたとき、胸が熱くなった。
KANは小学生のころ、教会学校に通っていたという。あのシンプルな歌詞の背後に、私は彼が幼いころに聞いた聖書のメッセージがひそんでいると思っている。「愛は勝つ」――それは単なる応援歌ではなく、もっと深いところから湧き出た言葉ではないだろうか。
フェスのあと、「愛は勝つ」を24時間テレビの「サライ」のように、のぞみ教会ミュージックフェスの定番曲にしたい、という声が寄せられた。そうしようかな、と思っている。

さだまさしさんはコンサートでこんなことを語るそうだ。「世の中から平和が奪われるとき、必ず音楽は止まる」と。
音楽をみんなで楽しむことは、平和を味わうことであり、平和を作り出す営みでもある。今年のフェスを終えて、その思いをあらためて強くしている。
「必ず、最後に愛は勝つ」。
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