キリストの弟子として〜楊建強牧師追悼記念会

2022年9月24日

9月17日に高座教会において楊建強牧師(ウィリアム・イェン)の召天1年を覚えての追悼記念会が行われた。香港における信仰の自由を守る戦いにおいてリーダーシップを発揮したがゆえに、香港にとどまることがむずかしくなり、イギリスに渡られたウィリアム先生。その地で新しい教会の開拓を始められた矢先にコロナで命を落とすことになってしまった。先生の召天の知らせを聞いた時、誰もが言葉を失った。あれからちょうど1年がたった。

日本中会とのもっとも深く関わってくださった香港中会の牧師であったウィリアム先生との思い出は個人的にも多くある。手元に先生と一緒に写った時も、場所も違う写真が何枚もある。そのどれもに先生のあの「香港の武田鉄矢」と言われた笑顔が写っている。

2006年アジア青年宣教大会に参加されたウィリアム先生と成田空港にて

今回の追悼記念会に 何人かの香港の友人たちが奉仕してくれたのが嬉しかった。特にウィリアム先生から香港で洗礼を受けたMiuが思い出を語ってくれたのが何より嬉しかったし、その出来事に私たちの思いをはるかに超えて生きて働く神の御業が証されていると思った。

Miuは2006年のアジア青年宣教大会にウィリアム先生の教会のメンバーとして参加してくれた。そのときに覚えた日本語は「健太先生、バカ」だけだった😁 そのMiuがその後日本に留学し、一年間のぞみ教会で教会生活を送った。いまも日本で仕事をする中で、今回、日本語で、ウィリアム先生との出会いと思い出を語ってくれている姿をみながら、目が熱くなった。

ウィリアム先生との思い出を語るMiu
香港の仲間たちと
10年ぶり? 久しぶりにボクシーズで奏楽の奉仕

礼拝の後には、香港を覚えて共に祈り続けてきた仲間の一人である松谷曄介先生(日本基督教団教務教師:金城学院大学准教授)が「夜明けを共に待つ共同体 ― 楊建強先生の信仰的遺産に学ぶ」と題して講演をしてくださった。香港で起こった出来事を丁寧に振り返りつつ、ウィリアム先生が信仰者としてどこまでも主イエスを主と告白し、その御方への「信従」を貫いたことを改めて思いめぐらすときとなった。そして、何より改めて「教会が教会である」ことの意味を問われたときとなった。

講演をされる松谷曄介牧師

「健太、健太」
私の声を呼ぶ、ウィリアム先生の声を今でも思い出す。わたしも今日一日、命を与えられた者として、キリストに従う歩みをしていこう。それがウィリアム先生の信仰的遺産を私なりに受け継ぐことになることを信じて。

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