🏃‍♂️一人では越えられない壁がある──共に走る挑戦

マラソンは孤独な競技、でも

マラソンは孤独な競技だ。
42.195kmの間、自分の弱さと向き合い続けなければならない。

でも、だからこそ、日々の練習にはともに走る誰かが必要だ。
1人で走ると、苦しいとついペースを落としてしまう。
心が簡単に折れてしまうのだ。

共に走ることで限界を超える

2時間40分切り、そしてその上を更に目指していくには、どうしても一人では限界があると思う。
一緒に走る仲間が必要だ。

私にはTakanoriというランナー仲間がいる。
彼との出会いは、子どもたちが通っていた幼稚園。
その後、教会に導かれ、洗礼を受けた。
今では信仰の友であり、走る仲間だ。

Takanoriとの出会いと挑戦

Takanoriは元陸上部、400mのスプリンター。
そして現在のマラソンベストは2時間48分03秒
私の記録は2時間48分56秒
2025年冬にそれぞれが出した記録が現在のベストタイムだ。
奇しくも同じ年齢の50代同士、ほぼ横並びの自己ベスト。

「サブエガランナー」が二人いる教会は日本で国立のぞみ教会が唯一ではないだろうか(笑)
※他にあったら教えてほしい!

いま、私たちは共に「福岡国際マラソンのBグループ(2時間35分切り)」を目指している。
目標は2027年11月。年齢的にも挑戦としてはギリギリのライン。
だからこそ、お互い真剣になれる。

大人の部活ーー火曜日と金曜日

Takanoriは年齢的にも会社でも責任が重たいポストにあり多忙な日々だ。
それでもいまは火曜日と金曜日の早朝に一緒にポイント練習をしている。
インターバル、変化走、LT走、一人なら折れそうな時でも、友と並んでいると思えば不思議と粘れる。

レース本番は一人で走る。
けれど、強くなる過程には、誰かの存在が必要だと思う。

50代からの挑戦、その意味と恵み

2時間35分。非常に遠い。
まだその頂きは雲の中でみることさえままならない。

でもこの挑戦は、ただの記録更新ではない。
走ることを通して、自分の限界と向き合い、そして、自分に託された時間をどう生きるかを問われているような気がする。

牧師としての私にとって、走ることは「祈り」に似ている。
焦らず、でも止まらず、ひとつひとつの呼吸を整えて前に進む。

そんな中で、Takanoriの存在は欠かせない。
共に走るその時間が、信仰を生きる力にもなっている。
この挑戦の中に、神がくださった友情と、生きる手応えが確かにあるから。