牧師最速記録を目指して 彩湖マラソン2023
2023年2月18日に戸田市彩湖で行われたUP RUNの「彩湖マラソン」に出場してきました。フル部門には30数名の参加者ととても小さな大会ですが、42.195kmを走るのに大会規模は関係ありません。牧師として日曜日の都市型マラソンに出場するハードルが高い者にとっては東京マラソンも彩湖マラソンも「マラソン」に変わりはないのです。
牧師最速記録を目指して
2022年11月3日までは私が「マラソン日本最速牧師」の称号を手にしていました。2022年の彩湖マラソンでは初めてサブ3(マラソンで三時間を切ること)を達成した2時間55分27秒が私が調べた限り日本の牧師のマラソン日本記録でした。
しかし、11月3日に行われた「ぐんまマラソン2022」において、同じカンバーランドの牧師である玉井幸男牧師(海老名シオンの丘教会)が2時間52分17秒(ネットタイム)を叩き出し、「日本最速牧師」の座を奪われたのでした。
今回の彩湖マラソンの最大の目標は玉井牧師がぐんまマラソンで記録した「日本記録」2時間53分17秒の更新、最低でも自己ベストを更新する2時間55分切り達成として定めて練習に取り組んできました。
順調な練習と不安材料
玉井牧師が会心の走りをした「ぐんまマラソン」で私は大失敗。直前にふくらはぎを怪我をした上に、前半に無理に突っ込みすぎて27kmで打ち上がって大失速。初めてマラソンで歩く経験をしました。その失敗を繰り返さないためにも日頃から準備運動、練習後のストレッチなど当たり前のことなのですがケアを心がけました。
その甲斐あって、ポイント練習も順調に消化することができました。怪我なく練習を重ね有料利用しているStravaの機能で重宝している「Fitness & Freshness」も順調に上昇。1月には箱根駅伝の予選会でも使われる昭和記念公園で行われたハーフマラソンでは目指した80分切りは達成できなかったものの82分23秒と30秒ほどPB更新しました。
怪我もなく、練習も順調に重ねていたけども、ただ、一つ不安材料を上げるとすると体重……。
11月のぐんまマラソンは8月頃から摂取カロリーを意識しながら体重70kg、体脂肪率16%で出走しました。その後、12月のクリスマス、1月の正月という簡単にカロリーを摂取できる「行事」によって、体重が見事にV字回復。1月末には74kgオーバーを。
2月から完全にアルコールも控え、ダイエットを開始しましたが、なぜかこの時を狙ったかのようにお菓子のいただきものが多く、ついつい誘惑に負けて食べてしまったのでした。
最低でも72kgは切って彩湖マラソンに臨みたかったのですが、レース当日18日の寝起きの測定は73kg/17.8%と脂肪分を身に着けてやや重めでの出走となってしまいました。
市民ランナー都市伝説では「体重1kg=3分」と言われています。それだけ長距離走には体重は影響を与えるということでしょう。
ぐんまマラソンの時より練習は積めて、調子も悪くはないのですが、唯一体重が重いことがレース後半30km以降にどう影響するのか? レースに大きな影響を与える天候は自分の力ではどうすることもできませんが、体重は自分次第。それがクリアできなかった点は不安材料として頭にありました。
レース前半 スタートからハーフまで
幸い、レース当時は晴天に恵まれ、気温がやや高くなりましたが、風もほぼないという絶好のマラソン日和となりました!
3時間53分半ばを目指すレースプランでは4分06秒/kmがターゲットタイムとなります。わたしの実力では後半にペースアップをするいわゆる「ネガティブスプリット」は想像できません。前半に貯金をする「ポジティブスプリット」が現実的と考えて次のようなタイムを設定しました。
9時30分スタート。一緒に練習している教会の仲間Takanoriさんと先頭からスタート。直後に一人のガチランナーが一人飛び出していく。手元の時計をみると3分50秒/km! 明らかに突っ込みすぎなので、「最初はジョグ、ジョグ」とTakanoriさんといいながらペースを落ち着かせる。
最初の1kmの入りは4分02秒。ぐんまの時より明らかにいい手応え。ペースを守りながら淡々と走る。
彩湖は基本はフラットなコースですが、3箇所アップ・ダウンがあります。彩湖は1周5kmの周回コースなので、24回のアップ・ダウンがあります。後半にかけてこれがジワジワと効いてくるのです……。余力をもってアップ・ダウンを走るように言い聞かせながら走りました。
前半のハーフは1時間26分06秒(Ave.4分04秒/km)でクリア。ほぼ設定通りのナイスペース! ぐんまのタイムは1時間27分19秒。ぐんまより1分以上早いタイム! それでもぐんまではハーフですでに脚が重くなりはじめていましたが、今回は余力は十分。心拍数がそれを証明していて、ぐんまでは20km地点の心拍が177を記録していますが、今回は閾値付近の160台で走ることができました。
レース後半 ハーフからゴールまで
去年の彩湖マラソンでは、後半を1時間28分17秒でクリアしました。仮に同じペースで走ると2時間54分23秒でPBを1分以上更新。ただ目標の53分台には届きません。設定は、前半から1分5秒落ちの1時間27分11秒。去年は前半と後半の差が1分7秒だったので設定通りに走ることができれば、目標には十分届くはずです。
20-30km 41分05秒(4分06秒/km)
30km通過 2時間02分38秒
30km通過時点でほぼ設定通り! 30kmを超えても体も十分に動いていました。心拍も163前後で安定して走っていました。それなのにラップタイムが5~8秒ほど遅くなってくるのです。
35kmからは徐々に体にも重さを感じ、37kmでは初めて1kmのラップが4分24秒とサブ3ペースもオーバーしてしまいました。今回の設定は最遅ラップでもサブ3ペースである4分15秒/kmとしていたので、必死にペースをあげようとするのですが、思ったように上がらず……。
ぐんまマラソンのような大失速にはなりませんでしたが、30-40kmは設定より1分21秒も遅く、42分51秒(4分17秒/km)かかってしまいました。後半のハーフはなんと昨年よりも1分近く遅い1時間29分09秒。
前半1時間26分06秒
後半1時間29分09秒
2時間55分15秒でゴール!
PBを12秒更新しましたが、53分台には遠く及ばず、55分切りにも届きませんでした。
彩湖マラソンを振り返って
今回はPBを更新しましたが、目標には遠く届かず悔しさの残るレースとなりました。前半はとてもよい形で入りましたが、後半のハーフが3分以上落ち込んだことを考えると少し突っ込みすぎたのかも知れません。
ただ、大反省点はそもそも体重が重めだったことです。体重増の影響も少なからずあったのだと思います。
やはりきちんとした準備をしなければ結果はついてこない! マラソンは甘くない、という当たり前のことを教えられたレースとなりました。
サブ50に向けて
来シーズンのサブ50に向けて課題はいくつかありますが、まずは肉体改造から取りみたいと思います。体重を少し減らし、筋肉量を上げる! 体幹トレーニングから逃げがちでしたが、しっかりと取り組みたいと思います。
その上で、4分00秒/kmのスピードにどれだけ余力を持てるようになるか。絶対的なスピードとスピード持久力のレベルアップは必須。閾値走、ペース走などの練習を愚直に積み上げていきます。
もう50歳までカウントダウンが始まっています。これから肉体的な衰えとの闘いも厳しくなってくるでしょうから、負けないで記録をのばせるように精進したいと思います。ここまできたら自分がどこまで早く走れるのか挑戦してみたいと思います!
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